第五回公演稽古日誌

稽古日誌2021年3月3日 はしもとかいせい

⭕️家

台本読み

録音した台本の音声を聴きながら、気付いたことや浮かんだアイデアを逐一メモしていくという読み方をしてみた。

読むのとはまた違って、想像することに全振りできるからか気付きが多かった。音声聞くのならストレッチしている時間なども有効活用できる。

1場の「長年この業界にいるおじさんにアドバイスなんてできないですよ」というセリフ、前に初版本を見逃したことで怒られたときに、「おじさんでもこれは分からなかったでしょ」というような口答えをしたら「この業界に何年いると思ってんだ、俺なら分かるに決まってる」というようなことを言われたというファクトがあり、それに対する皮肉からくるセリフならおもしろいと思った。

千夏と涼太と話して古書店に戻ってきた時の、「荷物どうした?」「あ」の部分、そこで言われて荷物を持ってないことに気付くのは無理がある。今までそれでやっていたけど、千夏の部屋から逃げるように出てきて仕事放り出して涼太に会いに行って、仕事サボっちゃったことは分かった上で帰ってきてるはず。

それでやってみたい。

映画のシナリオを本当に書こうと思って書き進めていたけど、付け焼き刃で書くのは無理すぎた。そんな無理くり書いたシナリオで金賞取るとかは逆にリアリティ感じられないから考え方を変更。

シナリオを書いているノートに関して、英二にとってのノートと自分にとってのノートが同じならいい。

英二にとって執筆したものは自分の骨の髄を見せているようなもの。

だから自分自身も骨の髄を見せるような気分になる、俳優として感じたことなどを残りの稽古期間で書き連ねていこうかと思った。

千夏の「涼太にそういうところあるの知ってるやろ?」というセリフ、過去にも涼太が勢いで口走って喧嘩になったことがあるということ。高校時代にあったその喧嘩のファクトを考えた。

旅、お金や宿はどうした??

→共演者で話したい

⭕️アップ

ストレッチ→体幹6分→全身呼吸→脱力→発声

五十音を一息でサイクルするレッスン、本を読んでやってみていた頃、4ヶ月前くらいは2周でいっぱいいっぱいだったのに今は全然3周いける。

肺活量が増えたというより息を吐きすぎないようになってきたのかもしれない。

⭕️稽古

・アクションエチュード

「はったりをかます」→お題が「美容室」で目的を「帰ってもらう」に設定。

悟空みたいな髪型なんて無理だからそれがどれだけダサいかを誇張して伝えて帰ってもらうという流れになった。

目的は追えた。でとやっぱりそこに緊急性を持たせるのはなかなかできない。

英二として相手役にシチュエーション投げ掛けたらおもしろいかも?と思った。やってみたい

・ペーパーズ

「優位に立つ」を選んでまいまいと

前までと同じペーパーズはしたくなくて、ペーパーズのワード以外の言葉を発さずにワードだけで優位に立つというアクションをやってみた。

ワードしか話せないという制約があったから、動きや間などを使ってアクション遂行に迎えた。

やっぱり負荷をかけるというのは大事。

「売り込む」でぴんさんと

ぴんさんが初っぱなでシチュエーションを提示してくれたのでそれに乗っかり、引いたワードについて売り込んだ。

前までのペーパーズだったら、ただ単にワードを使って会話をしておもしろくしようとか考えてひまってたけど、アクションがあることによってそんな自意識は生まれなかった。

その違いから改めてアクションの効果を実感。

・シーン稽古

千夏と涼太の代替者を試したところ、かなり想像できた。合っていると思う。

今日はやりすぎだと言われるくらい出力しようと臨んだけど、そもそもエネルギーは、目的を本気で達成しようとすれば出るもので出そうとするものではない。

目的のサイズを大きくすれば自然と出る→緊急度を上げる。今どうしてもそうしないといけない理由。演劇はそういうときの連続。

シーンの目的のサイズが小さい。なんでそこにいるのか?その強い理由

2場→立ち去りたい→なんで?夢諦めてこんなことしてるところ見られたくない?→パーソナル化する。

確かに、夢を追いかけると大口を叩いて4年後、夢も諦めておじさんの店で働いてるところに昔好きだった子が現れたら逃げたくなる

3場→最初から涼太にぶちギレてるのもあり?

とりあえず今のシーンの目的の緊急度は低い。考え直し

4場の香住→喋りたくなくて帰ろうとするのもいいんじゃないか?

千夏にしても香住にしても、ボケるのは喋りたくないから?

社会的欲求→「安定したい」→千夏に気持ち伝えれなかったのも関係性を壊さず安定したいから?

個人的欲求→「1人になりたくない」→両親との問題も絡んでくる。今はおじさんという拠り所があるけど、4場で店を閉めるとなっておじさんにも突き放されて、孤独が急に怖くなったからその後の香住の勧誘に揺れるんじゃないか?

相反する社会的欲求と個人的欲求だから葛藤が生まれる

安定したいけど、1人にならない為には一歩踏み出さないといけない。

⭕️明日

全体の目的の変更に伴ってバックボーン修正、シーンの目的に緊急性を持たせ、アクショニングも見直し

エネルギーを出そうとしない。目的の遂行を必死にする

ぴんさん、さんちゃんとやるときは場を支配させず、自分と会話させる

⭕️備忘録

感情を作るなら体勢も。警戒するなら重心下げる