稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/11 森本聡生

久しぶりに観劇に出かけた。
大きな舞台、沢山の出演者、いっぱいの客席。
演劇の公演が筒がなく行われていた事に安心感を覚えた。
一緒に行った劇団員と感想のフィードバックも楽しかった。

☆アップ
柔軟と発声を少し。そしてあとは歌い続けた。
ひたすらにひたすらに。
歌詞に想いを乗せる。想いを込める。
どうしてその歌詞が出てくるんだろうか。
誰に伝えたいのだろうか。
自分の心が動くのはどうしてなんだろう。
そんなことを考えながらエコーズ、尾崎豊を歌い続けた。
個人的にスクランブルロッケンロールが楽しかった。

☆マジカルバナナ
負けた。4カ月ぶりぐらいに負けた。
でも、負けて面白かった。
今日は思考が飛んでいた。
勝ちに行く思考じゃなくて相手に挑む思考で挑戦した。
自分が負けられることに安心感を覚えた。
失敗から始まる稽古はいい。

☆数字飛ばし
ミスが多い。そしてミスをどんどん引き起こしていく。
失敗の連鎖。でも、失敗するから笑える。
普通にやったら簡単な作業をいかに難しくするか。
それは芝居にもつながると思ってる。
自分をどれだけ追い込んでいけるかそれが鍵。

☆朗読
ディレクションしたくなるのを我慢我慢。
健介に任せる。でも、後半、我慢できなくてディレクションしてしまう。
明日は我慢するぞ。

☆台本稽古
兎に角、命のやり取りを行いたい。そこで本当に生きている俳優にしたい。
それだけを念頭に、俳優と戦う。
みんな頭がいい。上手くやろうとする。ちゃんとやろうとする。
大丈夫、そんなことしなくてもみんなはちゃんと出来てるから。
ちゃんとしてる人が、塗り重ねでちゃんとする必要があるのだろうか?
声を大きくしてもらったり、思考を飛ばす作業をする。
そして、稽古の後半は兎に角呼吸を意識。
呼吸と感情は繋がっている。
感情が変われば呼吸は変わる。
呼吸が変われば感情は変わる。
感情を変えることは出来ない。
でも、呼吸を変えることは出来る。
明日も引き続き、呼吸でのアプローチを試していく。