稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/13 森本聡生

☆稽古前
仕事が兎に角大変だった。イレギュラーだらけ。頭も身体もフル回転。
でも、退屈よりはいいなと思った。たまたま仕事の関係で知り合った人が
同じ舞台人だった。しかも、その道でかなり戦っていた人だった。
焦ったね、正直。
戦い方を考えないと、ただただ破産して終わる。
まぁ、いいか。空虚な人生よりも挑戦して爆死するほうがいい。
最近、緩やかに生きようとし過ぎてた。
命をもっと削れる。
今日はそんな稽古にしようと思った。

☆アップ
稽古場に着くのが遅かったから
体幹と弾き語りのみ。
身体と心を何とかリンクさせる。

☆朗読
二人とも少しずつ空間を歪ませている。
お、これなら今日は行けるんじゃないか。
そんな期待を抱く。

☆マジカルバナナ
集中砲火、今日の自分に優しが無いことを再確認。
そうじゃないと出来ない。芝居は作れない。
優しさはやがて甘さに繋がる。

☆数字飛ばし
首を向けない、全部感じ取る。
ミス連発。でも、空間を支配する。
ちゃんとしない。自分のやりたいことを貫く。

☆台本稽古
僕らが今回やる台本の重さを再確認する。
舞台に立つ、何かを表現する時に、誰かを傷つける危険性が常にある。
生半可な覚悟でやれる台本じゃない。
題材が東日本大震災だから。
でも、どうしてこの題材なのか。
割と生き死には自分自身の一生のテーマな気がする。
でも、はっきりと描くのは今回が初めて。
あの日、僕達は安全圏にいた。伝聞でしか状況を知らない。
取材にも行ってない。
想像で書いてる部分が大半。
でも、どうしてなのか。
僕らが出来ることは忘れないことだから。
あの日あったことを忘れないことだから。
それ以外に出来ることはない。
だからやる。忘れないために。
みんなにも一緒に向き合って欲しい。