稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/9 糸口ひかり

録音
どれもやりきれない感覚。
中途半端で終わってしまっている気がする。
誰かの台詞が入っても変化が見えない。
僕と君2人の世界線なんだから2人いるようにしたい。
僕だけだったらそれは会話じゃないなと。

《生き返る人》の稽古
早口の通しは全神経を早く話すことに注ぐから自分が話している時はいわばマントラ状態だった。
ただ他の人が話してる時はまだ頭の中はぐちゃぐちゃで考えてしまっている。
どうにかして思考を止めたい。
考えるから入るんじゃなくて何も考えないから入りたい。
怖い話の後のシーン稽古で私がはっきりと舞台の上と生活部分を割り切っているのがわかった。
舞台は生活の延長戦。
いい感覚、頭で考えずに私だけでできている時は割り切っていない時だ。
舞台の上で誰かになろうとするのではなくて私のまま立って私のまま芝居をしたい。
自分の頭の中で考えている時は人と会話ができてない。
芝居は誰かと会話することだ。
今回の生き返る人を通して自分で舞台に立って会話できるようにしたい。