新番組「星のふたりごと」がスタート！
収録日2025年７月18日(金)
皆さん、こんにちは！劇団天文座がお届けする新番組「星のふたりごと」の記念すべき第1回が配信されました。
この番組は、稽古終わりの喫煙所でたばこを吸いながらの雑談をコンセプトにした、なんともリラックスした雰囲気の番組です。座長の森本と俳優を務める古谷りくがお送りしています。
ちなみに本日の銘柄は、森本が手巻きタバコのアークロイヤルのターキッシュ古谷りくがマルボロ。タバコメーカーの皆さん、スポンサーお待ちしてます！（笑）
古谷りく、初演出で感じた「伝わらない」壁
記念すべき第1回のメインテーマは、古谷りくさんの**「人生初の演出」**体験について。
森本座長が演出することが多い劇団天文座で、古谷りくさんが人生初の演出に挑戦したそうです。しかし、その経験を通じて大きな課題に直面したといいます。
「頭がいっぱいで、自分のやりたいことをうまく人に伝えられなかった」と語る古谷りくさん。どうしても「感覚」でやってしまう自分がいて、具体的な指示が出せなかったそうです。
例えば「もっと大きく」「もっと早く」といった抽象的な指示では、受け取った俳優との間で認識が一致しないことが多かったとか。この難しさは、日常生活におけるニュアンスでのコミュニケーションにも通じるものがあり、特にネガティブな状況では誤解を招きやすいと語りました。
古谷りくさんは、この課題を劇団天文座の中でじっくりと改善していきたいと意気込んでいました。
劇団天文座の「使命」：人生に迷う人たちへ
番組では、劇団天文座が**「誰に聞いてほしいか」「何を伝えたいか」**という深い話にも発展しました。
もちろん演劇に興味がある人は対象ですが、森本座長が最も伝えたいのは**「人生に迷っている人」**。特に10代、20代、30代で「どう生きたらいいのか」「自分には価値がないのか」と悩む人たちに向けて、メッセージを発信しています。
SNSなどで誰とでも繋がれる時代でも、「孤独の解消」には繋がらないことが多いと感じている森本座長。劇団の稽古は、オフラインでリアルに会うことで成立する場であり、孤独感を減らすことができると強調しました。
自分自身の経験や価値観は「オンリーワン」であること、そしてそれが「武器」になり得ることを演劇を通して伝えたい。古谷りくも自身もマイノリティ（ゲイ）として活動しており、劇団天文座はどんな人も受け入れ、価値観を広げられる場所だと語りました。
「男だから家庭を持たなきゃいけない」「結婚して就職して」といった固定観念や社会のプレッシャーに気づかせてもらえる場であることも、劇団の大きな魅力です。
森本座長、演劇の世界へのカムバック秘話
森本座長もまた、人生に迷った時期があったと語りました。
21歳から約1年間、プロの人形劇団で活動した後、体調を崩して演劇から離れた時期があったそうです。その間、バイクの免許を取ったり、キャンプに行ったりと、演劇以外のことを経験。
しかし、22歳になる頃、かつての舞台を観てくれた人から「もう俳優しないんですか？」と声をかけられ、先輩の舞台を観に行ったところ、涙が止まらなくなり、「なぜ自分は客席にいるんだろう」と強く感じたといいます。
この経験がきっかけで演劇の世界に戻り、劇団さあもんを経て劇団天文座に至ったとのこと。
**「悩む時期があったっていい。悩んで自分なりの結論を出すのが最善」**というメッセージは、リスナーの心にも響くのではないでしょうか。
劇団天文座の魅力：コスパ良く、人生を変える場
劇団天文座は、演劇を始めるハードルが高いと感じる人にもおすすめです。
専門学校や養成所は高額になりがちですが、劇団天文座は月謝が1万円と非常にリーズナブル。ギターやカメラといった他の新しい趣味と比べても、コスパが良いと森本座長は力説しました。
人前に立つ経験は、人生において大きなメリットをもたらします。森本座長も古谷りくさんも、俳優として活動を始めてから大きく変わったと実感しているそうです。
失敗を恐れる必要がない場所でもあります。古谷りくさんは過去に本番を飛んでしまった経験があるそうですが、それでも受け入れてくれる劇団の懐の深さに感謝していました。
**「抑圧された感情や、人との比較からくる悩みが、演劇では武器になり、気づきを得られる」**というメッセージは、多くの人に勇気を与えてくれるでしょう。
今後の展望と、次回予告！
古谷りくさんの当面の目標は**「主役を張る」**こと！座長との共演にも意欲を見せていました。
劇団としては、現在YouTubeチャンネルの登録者数が893人で、年内に1000人を目指しているとのこと。ぜひチャンネル登録をお願いします！
リスナーからの「聞きたいこと」や「ファンレター」も募集しており、InstagramのDMなど、送りやすい方法で送ってほしいとのことです。
次回の公演は9月。なんと**「観客体験型の舞台」**で、お客様と一緒に作り上げていく公演になるそうです。これは楽しみですね！
次回ラジオでは、古谷りくさんが最近観た映画「国宝」の感想を語ってくれるようです。これは必聴！
最後に
「星のふたりごと」は、基本的に毎日更新される予定とのこと。たばこを吸いながらのんびり、けれど深い話が聞けるこの番組、ぜひこれからもチェックしてみてくださいね！
演劇に興味がある方はもちろん、人生に迷っている方、新しい価値観に出会いたい方にも、ぜひ聞いていただきたい番組です。
天文座ラヂオ星のふたりごと
- 配信：基本的に毎日更新
- 出演：森本座長、古谷りく
- お便り：InstagramのDMなどで受付中
次回もお楽しみに！
