稽古日誌

【稽古日誌】2021/6/28 辻合直澄

シーン稽古

今日は身体から芝居出来る日。家の鍵を閉め忘れたかもしれなかったので焦りながら1日過ごしてた。朝から心が動いてたので影響してたと思う。

エチュードは頭でしていた。1分の中で目的探しをしていたと感じる。良い時は、目的がすぐに見つかるけれど考えてしまうと何も起こらないし奇妙な空間が出来上がる。出来事を起こすこと、それも緊急度が高いほうがよい。それがないと動けない。

シーン稽古
人が腹を括って舞台の上で何かした時の面白さは、度肝を抜かれる。いのちゃんの熱量にめちゃくちゃ感化された。麻友とのシーン稽古、終始いのちゃんから投げられるボールを返すことに必死で思考速度がすごく早かった感じがする。舞台の上で相手役と闘ってる感覚。演劇していて楽しいと思える感覚を今日はみれた。同時にあれくらい魂のこもった言葉を自分もはきたいと思った。今、自分の中で何を守っているのかがはっきりわからない。以前の稽古で悔しかったことを想像してそれを吐き出すのは怖さがあった。守ってたものに少し穴を開けれた感じがした。けれどもっとさらけ出せるものがある気がしてる。探し続けたい。

今日の稽古は解放したものがたまたま笑いになっただけで、それが怒りなのか悲しみなのか悔しさなのか色々あると思う。笑いになったら舞台上にいると楽。自分の芝居はそっちに走りがち。笑い以外の他の解放できる感情、魂の会話で舞台に立ちたいと思った。