稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/3 喜多健介/容原静

⭐️稽古前
台本を書こうかと早めに稽古場に行く。何を今日やるのか、今日の状況に対して心構えをする。
稽古場でお話し。状況に合わせて変える。書くことは明日でもできるが、今日の状況は今日しか得られない。優先すべきことを変更する。何を掴みたいかが大切。
新しいピースがハマる、全体の場で。みんなの話。全員がこのピースのことを思い続けていた。僕はこの空気と出逢えたのも、時期を間違えなかったから。僕が天文座に入る時期が少しでも遅かったと考えると恐ろしい。ハマるべき時にハマることができたなと思った。いつも思っている。この感じが非常に楽しい。

⭐️稽古
■アップ
今日は全体的にふわふわとした。何をしようとかできない。全体の明るい空気にああ、ええわと思うことでいっぱい。明日が本番。明日は明日やから、今日は今日でこれでもええやと感じてそのままにする。どうすることもできんし、此れを楽しむことも今後の経験となる。

■ダンス練習
まあ、踊れる。所々甘いところはあるから、そこまで修正できたらええけど、とにかく大きく楽しく周りを感知しながら、楽しむ。

■録音
今日は東京から来た人と椿ちゃんに読んでもらう。
東京から来た人、ちょっと久しぶり感がでた。
椿ちゃんは昨日からの継続。少しずつ芝居にたしなめれば。

■マジカルバナナ、数字飛ばし
人が多かった。いつもやってない人は常連メンバーとは違う思考で飛ばしてくるから、感覚が変わる。

■シーン稽古、通し
直澄さんとひかりちゃんが強い。軸を持つ役者だ。これはええぞ。
東京から帰ってきた人と椿ちゃんは舞台に立ってやるスタンスがにていた。周りのエネルギーを受け止めて自分の能力を出していくタイプ。
東京さんは言葉がいい。やろうとする意思が最初からある。ええ役者やと思うた。
今日の自分は一番愛するモノ、ここ五年で。それを考えた。思うた。その中で場面に入る。セリフのスピードに乗って、自分のセリフを出すこと。自然と。それを心がける。やり終わった後はもう少し幅を広げるのもありと思うた。家族や全世界の生命についてとか。挑戦してみよう。自分が最も心動くモノを探し捉える。
愛するモノを探す、会いたいけれど会えないその気持ち。自分の人生を持って芝居をしようとした。明日、本番のためのアップとして、やれることをした。後は五感も震えて、本能のままにうごければ。
そして明日は新しい日。囚われず、明日は明日でやれればなと。

⭐️そのたー
この人々の形で行けるところまで尽くしたい。まだ尽くしていない。だから、それをやっていきたいねと思うた。劇団やと思うた。