稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/8 辻合直澄

3日間の休みから久しぶりの稽古。この休みはひたすらに身体を回復させていた。予想以上に本番のダメージが蓄積していた。気温が高くなってくるので気をつける。

それと今回本番を終えてどうだったか。野外で公演できる機会はそうそうないだろうから出来てよかった。稽古場とは違い解放感があるので身体からいきやすかった感覚。けれど外から他の人の芝居見てたらもっと動いていいのになと感じた。どんな場所でも動きはやり過ぎるくらいがちょうどいいのかなと思った。それと今回はお客さんに泣いてもらうという目標を決めてた。傲慢な目標。達成出来なかった。暑さの中で自分たちもお客さんも芝居に集中しきれない環境。その中で見てる人の心を動かすのは難易度は高かったかもしれない。けれどそれ以上に今自分が出せる力の方に焦点を当てるべき。芝居の中で自分の心は動くようになってきてる。それは嘘ではなく感じる。そして今回はその動きを制限する自意識を突破したいと思ってた。本番もその内側の動きは確かにあったけれど、出し方がやっぱりよくわかっていない。見てる人に伝わらない。今回の稽古や本番を通してそれを感じた。自分が感じてるものと見てる人が感じてるものの差がある。自分のエネルギーの出し方をもっと探っていきたいと思った。姿勢、声、動き、色んなところに表れると思う。声の印象は強い。出したい音を出せるように稽古では練習しよう。発声強化。まだ今のレベルでは人に影響を与える芝居は出来ていない。生きた芝居がしたい。もっと上を目指す。

次の公演は常に4人が出る。そういさんはテンポよくいきたいといっていた。「12人の優しい日本人」という舞台のイメージと重なる。テンポはいいけれど話も入ってくるしわかりやすい。あれくらいしようと思ったら相当なエネルギー量が必要だと思う。それにこの台本はアクションしまくれる気がした。相手に何かすることだらけだと思うので舞台上での白熱したバトルが出来そう。負けない!