⭐️稽古前
フルタイムの仕事を終えて稽古場に向かう。仕事に対する自分の在り方や生活スタイルのような物が確立されてきたように思える。お金は多少かかっても高速道路で稽古場に向かった方が、体力的にも精神的にも楽である。ここは要相談。
⭐️アップ
声帯を開く為にいくつか発声をする。あとはとにかく歌い込み。歌に心を込める。具体的に、歌詞に気持ちを乗せる。誰に伝えるか明確に。歌って歌って歌う。自分の歌声で稽古場を支配する。命のやりとりはこの時から始まってる。自己発露。上手くない歌、でも上手いから歌うんじゃない。僕は歌いたいから歌を歌う。芝居も一緒。出来るからやるんじゃない。芝居をしたいからやる。
⭐️マジカルバナナ
五段階じゃ痺れない。どうやったら痺れる?自分の脳味噌を破壊できる?そんなことばかり考えている。かと言って全員に10段階を求めても、それは負荷がでかすぎる。とりあえず、マジカルバナナを通して世界を確立する。僕は続けるとか、そんな気持ちでしていない。支配する。命を取る気でマジカルバナナをしている。
⭐️数字飛ばし
繋がらない。踏み込まない。斬り合いにならない。優しい子が多いね。失敗しないようにし過ぎてるよ。僕は間違っても良いし、失敗しても良い。ただ殺す。僕は俳優を殺す事を考える。
⭐️朗読
後ろから椿ちゃんの様子を見る。もっとだ、もっといける。君の限界はそこじゃない。糸口さんは姿勢が悪い。無意識に出来てない。それじゃあ声が伸びないよ。首に関しては継続して声かけ。
⭐️台本稽古
稽古初日のメンバーもいるが、容赦しない。守らせない。安全圏で芝居はさせない。楽をさせない。とにかく斬り合いにする。野球の乱闘のような。僕は俳優と真剣勝負をする。手を抜かない。俳優にその準備が出来ていなくても、僕は銃を持ってる。撃ち抜く。受け身だ受動的だ。世界に対して(;´д`)スタンスで良いのか!能動的になれ!自分の今とってるスタンス、ポジショニングを疑え。稽古が始まったら僕らは俳優だ。個人的な感情は捨ててしまおう。言い訳なんかいらない。わからないならわからないままに必死に考える。負けるな、お客様の心を撃ち抜こう。舞台を見終わった後立てないぐらいのインパクトを。