第五回公演稽古日誌

稽古日誌2021年3月4日 広瀬ヒロ

🧡稽古前シーン稽古🧡

はっしーと早めに稽古場に来て2場を3回ほどやった。

初めはいつも通りであまり覚えてない。

2回目ははっしーが、買取する本の査定をしてくれるようになった。

3回目は、2回目のアクションを元に、

さらに忙しなくなった気がする。

2回目のときに、買取する本の査定というアクションが増えたことで、私のリアクション・アクションも増えた。

私もまだまだ相手に何かをできる余地を残しているのだろう。

いつもと違うアクションをするほうが、相手は演じやすい。(=リアクション・アクションをしやすい)

はっしーと、千夏・英二の実家の経済情報を話し合ったり、

高校同期4人組で夏の徒歩での日本一周旅行について話し合いたいと聞いたりした。

🧡稽古🧡

今日は劇団天文座の稽古と、他の稽古があった。

天文座→他→天文座

のサンドイッチ状態。

今日はサンドイッチ稽古できると思ったから、

稽古場の二階で他の劇団のリモート稽古に参加した。

やってみて気づいたこと、

どちらの稽古に参加してても、

“終わり時間”というものを過度に注意しなくてはいけなくなったため、どちらの稽古中もそわそわして集中できなかった。

明日からは他のところの稽古がある時は、

天文座の稽古に早入りして早く帰って、

他の劇団の稽古に参加しようと思う。

数をこなすことも大事だけど、メリハリも大事。

共演者からは今日も稽古終わりに二階でやったらいいのにって言われていたけど、上記のことを話したら、納得してくれた。

これは逃げではなく、選択。

今日は自分の時間管理がなってなくて、

あまり天文座では稽古ができなかった。

最後にはっしーの英二とシーン稽古をした。

目的を元に“出す”ことに全振りした。

昨日の緊急性の個人化を考えようとしたけど、

シーンが始まってからは、そうではなくて

何か他の緊急性に駆られていた。

稽古場にいたときには言語化できなかったけど、

それは(細かい情景は省きます)、私が1番両親に認めてもらいたかったときの緊急性に似ていました。

大切な人に認めてもらいたい。

これは、私にとって大きい(=気持ちが勝手に動いてしまう)コンテクストになります。

これしか引き出しが無いのは難点ですが、

この貴重な引き出しは大切にしていきたいです。

先に考えて出たことではなくて、

シーン稽古中に出てしまったもの。

緊急性の詳細が一致したとき、“あまり合ってないかな”って思ってしまったけど、台本を読み直すと、その緊急性でも良いのかもしれない。

親に自立を認められず(3/1日誌参照)、そしてそれが原因で大切な友達にも自分の挑戦をあるがまま伝えることができなくなってしまっている。

⬆️これは認められたいに繋がっていく、可能性もある。

私の中では必死に、稽古場の雰囲気に抗って(従って?)、

そのシーンに生きようと思っていたけど、

周りから見ると、

ただいつものようにビビっている広瀬に見えたみたい。

恐れてたからね笑

改善したい💦

でも、その恐れているという広瀬の状況も使ってみたりはしていた。

毎回公演の、裏目標は

『ビビらない、泣かない、逃げ出さない』です。

もう公開したから裏目標でもなんでもないんですけど。

形容詞だけどね。あえて形容詞です。

ビビらない、泣かないことは簡単。逃げ出せば良い。

でも、逃げ出したらその分遅れも取る。

だからビビっている状態すら味方にしたい。(=アクションに生かしたい)

だって、自分でコントロールできない(しようとしても失敗する)稽古場の雰囲気、ふとした瞬間にビビらない選択肢を取ることは今の自分にとっては、できないから。

これはマイナスなことではなくて、

心が勝手に動いてしまうから。

この心の動き、原因を探って役者広瀬ヒロの引き出しにする。

原因はある程度目処が付いている。

相手の発言の意図を汲み取ろうとして、

紐を繋ぎ合わせるときに、

ぐちゃぐちゃになってしまって頭の中が混乱してしまうから。整理できないから。

久々に広瀬語ぶち込みました。

最近、劇団内での共通言語が形成され、

その言葉で話すのが楽だったので、

その言葉で話していたのですが、

ときどきは自分の脳内に素直に従った言葉で紡ごうと思います。

その最後のシーン稽古では、

ボリュームも上がり、相手へエネルギーが向かっているようにも見えたらしい。

(⬆️この点は私も自覚していた点と同じ)

ただ、最初から爆発させた状態でいってしまったので、

変化がもう少しあってもよいとも。

そのきっかけはまた脚本読んで見つけたり、

共演者のはっしーと読み合わせして気付いたりしていきたい。

今までは、そう言った(意図した)緩急や、周りを見ること、自分の姿勢を感じることは、“話す”ことに慣れてからだと思っていたが、

それでは時間が一切足りないことに気付いたし、自分が変えていかないと変わらない。

動画に撮ったり、共演者に聞いたり、

色々方法はある。

もう22日間しかない。考え切れるところまで考えて千夏の存在や英二・涼太・香住の存在、そしてコンクールに向けての日々を信じたい。

🧡早入りでアップをし始めてから、体の調子が良いです❗️いえーい。