稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/29 喜多健介/容原静

稽古前
崩れていいモノとそうではないモノがある。
変容を求めている。変わりたい。
渇きだ。


シンジ:そうだ、これも一つの世界。
BGM停止

シンジ:僕の中の可能性。今の僕が僕そのものではない。いろんな僕自身がありえるんだ。
シンジ:そうだ、EVAのパイロットではない僕もありえるんだ。
BGM:3-21

ミサト:そう考えれば、この現実世界もそう悪いもんじゃないわ。
シンジ:現実世界は悪くないかもしれない。でも、自分は嫌いだ。
マコト:現実を、悪く、嫌だと捉えているのは君の心だ。
シゲル:現実を真実に置き換えている、君の心さ。
マヤ:現実を見る角度、置き換える場所。これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。
加持:真実は、人の数だけ存在する。
ケンスケ:だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を護るために変更された情報。歪められた真実。
トウジ:ま、人一人が持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。
ヒカリ:だけど、人はその自分の小さな物差しでしか、物事を測れないわ。
アスカ:与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。
ミサト:晴れの日は気分よく、
レイ:雨の日は憂鬱。
アスカ:そう教えられたら、そう思い込んでしまう。
リツコ:雨の日だって楽しい事はあるのに。
冬月:受け取り方一つでまるで別物になってしまう、脆弱なものだ。人の中の真実とはな。
加持:人間の真実なんて、その程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるんだね。
ゲンドウ:ただ、おまえは人に好かれる事に慣れていないだけだ。
ミサト:だから、そうやって人の顔色ばかりうかがう必要なんてないのよ。
シンジ:でも、みんな僕が嫌いじゃないのかな?
アスカ:あんたバカぁ?あんたが一人でそう思い込んでいるだけじゃないの!
シンジ:でも、僕は僕が嫌いなんだ。
レイ:自分が嫌いな人は、他人を好きに、信頼するようになれないわ。
BGM:3-22とクロスフェード

シンジ:僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で。
ミサト:自分が分かれば、優しくできるでしょう?
シンジ:僕は僕が嫌いだ。
シンジ・アスカ・ミサト:でも、好きになれるかもしれない。
シンジ:僕はここにいてもいいのかもしれない。
シンジ:そうだ、僕は僕でしかない。
シンジ:僕は僕だ。僕でいたい!
シンジ:僕はここにいたい!
シンジ:僕はここにいてもいいんだ!
一同:ワァー!ブラボーッ!
ミサト:おめでとう!
アスカ:おめでとう!
レイ:おめでとう
リツコ:おめでとう!
加持:おめでとう!
ヒカリ:おめでとう!
ケンスケ:めでたいなぁ!
トウジ:おめでとさん!
ペンペン:クックックワァクッ!
マコト:おめでとう!
シゲル:おめでとう!
マヤ:おめでとう!
冬月:おめでとう
碇夫妻:おめでとう
シンジ:ありがとう…
テロップ:父に、ありがとう
テロップ:母に、さようなら

テロップ:そして、全ての子供達(チルドレン)に、おめでとう

誰かの為ではなく自分自身の願いのために。
願いは何だったか。何を求めているか。
希求。願望。

・稽古
遅くきた。あまり何もせず。

マジカルバナナ
昨日より頭回らない。自分への追い込みが足りない。参加意識。今この時に座すること。

数字飛ばし
参加意識。思い切りの良さ。周りを見ること。
集中力。

方針対話
生きるに見合うか見合わないか。
自分はどういう風に生きてるの。何をやりたいの。
大海原で叫ぶように。
自身を行使する。

朗読
椿ちゃんは互いに以前より柔らかく進行できた。前回の公演を経過して周りを柔らかく受け止められるようになってきた。この方面をひとまず鍛えるのもアリだ。
広瀬さんは私がもっと知っていくこと。どんな人か。どんな俳優か。私とどのように話していくか、接していくか。まずはそこから。
どの俳優に対しても私が与えられるモノを最大限与えたい。出逢ったなら、それをしたい。それが自分の使命だと思ってる。それで飛び跳ねてくれたなら一番の幸福だ。

そのた
傷つくこと。成長すること。
短い時間で何をするんやろう。
ずっと巡ってる。
何をするんだろう。
何ができるんだろう。
アクション。
チリも積もれば大和撫子。
鋭くならなければ何も与えられない。獲得できない。
鋭くなりたい。もっともっと。