第五回公演稽古日誌

稽古日誌2021年3月6日 辻合直澄

台本3場

涼太の見直しをしていて4人のなかでどういう存在だったのかを考えてた。

4人グループなら一人はお調子者のお笑い担当がいるイメージ。

そういう存在なのかなと思っていていざ稽古。

こういう時はたいてい自分がしたいイメージをやろうとしてしまって良くないことが多いけれど今日は良かった。

最近は圧倒的に守りに入ってる。

その自覚があったので今日は思いきってティモンディ高岸のモノマネをしようと思ってた。

けれど始まったら全くその感覚が消えていて、3場の状況を理解出来た。自意識がなかった。

なので3場の英二との会話が出来た。

考えてきたアクションだったり目的だったりを出そうとしてしまうところを食い止めることが出来た。

今日良かったのはそこ!けれど相手のセリフを聞いてる時のリアクションまだまだ詰めれると感じた。

特に3場の終わりの英二の長いセリフここが甘すぎる。

状態がよかった要因としてバイクがパンクしてどうしようもなくなる感覚を経験したのも間違いなくある。

終電もないし押して帰ったら4時間くらいかかるし携帯の充電もほぼなかったし寒いし次の日のこともあるしどうしようとめちゃくちゃ焦ってた。

だけど冷静を装ってた。自分的には久しぶりの緊急事態。新コンテクスト、心が大きく動いた。

きっとそれも影響してる。日常生活全てが演技に繋がる。

それにいつもとは違う時間から稽古場にいたことも新鮮さがあって良かった。

バイクがパンクしなくても自分の心を動かせれたらいいのにと思う。

また次の稽古からは違うシーンをやっていくので英二だけでなくカスミ、千夏との関係性の掘り下げをやっていきたい。