《稽古場に着くまで》
カフェでバイトしてた。カフェで働くメリットは植物やメダカの育成と、雲の形を見ることができること。
あとはカレーが食える。吾郎も物書きしてたわけだし、ちょっとだけ脚本を考えてみた。一本書いてみようと思う。
車に乗って石切についた。車からダッシュで稽古場に向かった。途中、中学時代に持久走で学年一位を友人と争っていた時のことを思い出した。
友人にかった時のことをよく思い出してみると、あの瞬間はまさに僕はその場にいたんだと思う。
僕は「本当にそこに居る芝居」を目指しているが、普段から僕はそこにいるのだろうか??
《稽古場についてから》
モニさんが上の階で大暴れしていた。めちゃめちゃかっこよくて怖くて刺激になった。
自分が稽古に1時間しか参加できないことを思い返すと、カフェの元店員のタムさんの言葉を思い出す。僕にピザの焼き方を教えてくれた人だが、「練習だからって何枚も焼けると思うなよ!一枚入魂しろ」という言葉を言ってくれた。
芝居を終えてみると、直澄さんの稽古の後ということもあり、台詞が飛んだということもあり、めちゃくちゃに悔しくなった。まだまだ全てにおいて甘いことを痛感した。
シーン稽古が終わった後、ピンさんにたくさんヒントをもらった。吾郎が夢に向き合った、というところまでは想像できていたが、どういう風に向き合ったのか、それがあって高橋古書店は吾郎にとってなんなのか??前進できる箇所がたくさん見つかった。本当にピンさんには毎公演助けられてばかりだ。