お昼も稽古です!
演劇界のコンビニを目指している劇団天文座です!
夜勤や、飲食店で働いている方は、どうしても夜の稽古に参加しにくいと思います。
なので、お昼間も稽古をしております!
この日は、名畑君と鈴木さんの二人と稽古をしました!
最近、コロナウイルスやインフルエンザが流行っている様子で
鈴木さんも、少し前まで体調不良でお休みでしたが、元気になってきたので稽古を再開します。
直前行動の考え方・使い方
鈴木さんの出演日が来週なので、この日は、台詞をどこまで覚えているかの確認をしました。
体調が悪い中でもしっかりと覚えてくれていました。
なのでシーン稽古を繰り返し行いました。
その中で、直前行動を考えるというワークを鈴木さんにも実践してもらいました。
やっぱり変化を感じることができる。
繰り返しの稽古の中で「飽きる」ことと「慣れる」ことが、演技そのものの「質」を下げてしまうことがあると思いますが、直前行動を考えるだけで、その部分からは離れることが出来ると思います。
直前行動を考えることに慣れてきたら、考え方と使い方の「質」を上げていくことが大切です。
直前行動の考え方・使い方
- 自分が分かること、共感できること、理解できることを考える。
- 直前行動を考える時間に1分以上使わない。
- 1分で考えられない場合、違う直前行動を試した方がいい。
- 自分自身の経験で、緊急性の高いものや、リスクが高いものがない場合は「IF」を使う。
- IF(もし〜だったら)を使う時も、自分が分かること、共感できること、理解できることを使う
- 直前行動を考える時に、その情景を詳細に思い出す・想像する。
- どんな匂いなのか、何が見えているのか、どんな場所なのか。(感情を思い出すのではない)
- 相手がいるなら、自分から相手はどんなふうに見えているのか、またどんな言葉を言われたのか
- 出来る限り詳細に思い出していく
最初は、わからなかったり、上手くできないかもしれません。
でも、使い続けていくうちに、精度が上がっていきます。
まずは「使ってみること」が大切です。
また、どんな直前行動を考えたのかは、他人に開示する必要はないし
演出家がその部分を聞く必要はない。
その部分を開示する必要がある場合、安全な直前行動しか、考えられなくなる。
舞台演技でも、有効!でも、映像演技にはもっと効果的
舞台演技でも、直前行動は有効な手段だと言えますが
映像演技になると、もっと直前行動を使う機会が多いと言えます。
それはなぜか?
舞台演技というのは、物語が始まって、終わるまでを順番に進んでいく演技です。
しかし、映像演技というのは、最初のシーンを撮影したら
その次に、ラストのシーンを撮影するなんていうことがあります。
その時に、直前行動を使うことで
物語と物語を繋げることができます。
なので映像俳優を目指している俳優の皆様は
この直前行動というツールの使い方をマスターしていきましょう!
夜の稽古も、もちろんありました!
金曜日の20時から、また第28回公演が始まります。
それに向けて、最終調整をしていました。
しつこいぐらいに語尾が落ちについて指摘をしました。
本当に、語尾が落ちているだけで相手との交流が一気に減ってしまうんです。
6月22日の稽古も内容盛りだくさんの充実した内容でした!