稽古日誌

【葵野なお】稽古日誌2026年2月6日

俳優:葵野なお

今日の稽古は確かに稽古としては良くなかったのかもしれないけど、

面白かったな。

みなみんは今の自分の課題と向き合って、

考えた結果の行動だった。

中途半端ではあったけど行動できた、

相手に影響も与えれた、

そして自分の中途半端さを知った。

それだけで彼女にとっては価値のある稽古だったと思う。

戦ってるのは凄いわかった。

ベクトルがまいまいやったらよかったとは思う。

まいまいも相手に乗って、

でもそこからどうすれば良いか分からなくて、

怖かったと思う。

でも今までだったらまいまいは怖さを感じでも自分で

怖いと思わないようにしてた気がする。

でも今日は自分が怖いと感じてる状態を認識してた。

そこからがスタートなんじゃないかな。

ただ自分がどうしようになってた。

みなみんとどうしようをもっと考えてもよかったのかも。

そのあとのハートダンスは正直クソやったな。

自分も含めてやけど。みんな様子見あって、

座長にに怒られない芝居考えて。

まあ確かにハートダンスは今までいっぱいやってきて、

ある意味ハートダンスの正解みたいなものを知ってきたからこそ、

今までと同じことはしたくないってのはあったと思う。

でもみんながみんな保守的やった。

誰も相手のために行動してなかった。

内向いて芝居しすぎてる。

コンテンポラリーもそう。

せっかく何人かでやってるのに自分と対話してる人が多い。

もっと、その瞬間だからこそ生まれるものを楽しんだらいいのに。

稽古ってお金払って自分が上手くなるために来てるけど、

「自分が上手くなる稽古」をしてしまったら成長の限界があると思う。

芝居どうこうじゃなくて人間としての天井ができてしまう気がするな。

今まで人に気遣ってばっかり生きてきた。

でもそれが苦しくて、もっと自分を大切にして生きようとしたら、

自分本位になりすぎて自分の大切なものを失ってしまった。

結局相手を大切にすることが自分を大切にすることになるんだと思う。

まだはっきり答え出てないけどそんな気がする。

芝居もそうなんだと思う。

いつもは座長がはっきり結論づけることが多いけど、

あえて有耶無耶にすることでそれぞれで色々考えれたんじゃないかな。

いや、自分を大切にできてないと相手を大切にはできないのかな