稽古日誌

【稽古日誌】2021/7/11 喜多健介/容原静

稽古前
広瀬さんの舞台を見る。
終演後そういさんと演劇と演出のお話をする。
台本を読む。

稽古
アップ
久しぶりにじっくり。
発声をメイン。とにかく早く言えること。一音ずつ話せること。舌を回すこと。一つずつ積み上げること。無駄な動きを取り除いていくこと。流暢に動かすこと。つまらないこと。
体幹は追い込む。

マジカルバナナ
負けない。勝負。発することを意識する。

数字飛ばし
首で追う。これは効果がある。今後も続けよう。
聡生さんがアクションするとみんな困惑する。しかし舞台は生き物。何が起こるか分からないのに、似たような状況が舞台に起こったとき芝居は死ぬという自覚を持てたら格が上がるのになと思うた。身内で仲良しごっこでやっていたらそんなことはないけど、もっと敵意剥き出しのアウェーの現場で敵に刺されそうな時の予行練習として聡生さんのあのような自身の頭ではコントロールできない行動を利用したらいいと思った。それをしないのであれば、そもそもこの稽古自体やる意味を増せない。もっといろいろなことを利用して、発展する方向に進めればいいのにと思った。

朗読録音
生きることに於いて最も大切なことを軸にそれに必要なピースとして今日の朗読は存在することを意識していただく。どうして私は生きて、今をこれにするかに自覚的になってもらいたい。一つが拓くと全てが開くと私は考えている。
椿ちゃんはまだ自分の中にいる。外に出ていくための準備をしている。外から殴られた時に出られるような体勢になれば幸。
ひかりちゃんは少しずつやれることを増やしている。やれることはもっと出来るように自己調整できるようになれば吉。
映像を撮りながらもやったが、もっとあんぐるもっとアングルを考える必要があった。

公演稽古
総括すると僕自身においては昨日以上の熱意は出せなかった。研究するフェーズに傾いていた。
演出によって起こる現象に対し初体験。新しく行為するべき状況が増えた。
フリーの状況を与えられたので、状況を利用して自分が発展することに力を使う。サイズをデカくするために。何をして、しないのか。もっと大きな枠組みで芝居ができたらなと思う。
臆するな。闘え。
フリースタイルバトルではないけれど、如何にして取り組むか。潰したいと思う相手は正直いなかった。まだ潰す段階まで行っていない。見る側だった時にそう思ったから、手を抜くというか気が抜けていたこともあったのか。知らん。
セリフを言う時に崩れすぎてる時があるので、崩す必要がない部分は崩さなくて発声できる余裕があればと思った。余裕? いや。あばれまわりなさい。

その他
嫌われても構わない。自分をどんどんと。

追記
今日はそういさんとの闘いでしたね。
少しずつどうやって戦い抜くかとか考える。
鈍いよ? 斬られてから気づくなよ。もっと頭を使おうね。本当ね。